琉球王国と儒学
久米至聖廟
琉球王国時代に公費で建立された
孔子(儒学の祖)の功績を称えるための廟です
琉球王国にとって儒学が
如何に重要な学問であったか
その歴史や関係性を
感じて頂くことができます
行事
釋奠祭禮(せきてんさいれい)
年に一度おこなわれる琉球王国の国事(儀式)として執り行われていた、
孔子とその愛弟子達(顔子、曽子、子思子、孟子)の
生前の功績を称えるための行事です。
孔子の生誕日と言われる9月28日に、ここ久米至聖廟にて、豚、魚、鶏、菓子、果物、サトウキビ、絹織物、お酒などが供えられます。
元々は久米村(現在の那覇市久米)の有志宅にて行われていましたが、琉球王国と儒学が密接に関わるにつれ、祭主を三司官(琉球王国の大臣)が行い、経費を公費で補われるようになりました。
現在では「琉球王国当時の伝統と儒学との歴史」を現在に残す為の行事として、久米村の子孫により執り行われています