航海安全の守護神
天妃宮は航海安全の守護神である媽祖を祀っています。天妃とは皇帝から送られた媽祖の称号で中国や東南アジアの人々に今も信仰されており天后とも称されます。大交易時代の船出や進貢船などが出港前に航海の安全祈る場所でした。
琉球王府の時代は「上の天妃宮」「下の天妃宮」と二つありました。明治以降学校用地となり天妃宮は天尊廟地に遷されましたが戦火で焼失し、昭和50年に至聖廟等とともに若狭の天尊廟跡に復興されました。
航海安全、交通安全、家庭平和、豊作祈願、商売繁盛を願う参拝者が今も多く訪れます。
※ 老朽化した天妃宮は当面危険回避のため、比較的劣化の少ない旧大成殿へ仮遷座してあります。